岡山探訪、「金田一の小径」に続き「武蔵の里」の本気度調査
結論。美作、スゲー。
“諸説アリ”ってゆーか、9対1で「生国播磨」優勢な気がすんだけど宮本武蔵…
え?野暮?度量の話?
そんなトーシローの俗っぽい懐疑などどこ吹く風、堂々たる「武蔵の里」っぷりである。
見直したぜ美作。ただ「みまさか」は全国的に読めないから選挙ポスターみたいにひら仮名表記にしてくれないか。

宮本武蔵駅。新免武蔵やおつうの像があったが、井上センセは町おこしに全く噛んでいないようだね。
しかし“おつうの像”って…
ああ、そういえば平山監督のリメイク版「魔界転生」に登場した武蔵(長塚京三!)は決闘の際「作州浪人!」と思い切り名乗ってたよね。ススキ野っ原で。
つまりアレも吉川先生が描いた武蔵が『真・武蔵』ってことになってる世界線にあるのか。

とにかくもう武蔵本人以外の何かが神性を付帯させている「武蔵神社」。経年劣化による傷みや苔むし方がヨタ話(って言うな)の信憑性に寄与
何でもあるよ
剣聖の里だかんね。気合いが違う。
武道場、武道館、生家に墓、神社に駅…誰にも文句言わせるものか、と。まんじゅうと蕎麦、地酒は確認できなかったが、あるだろ多分。

宮本武蔵の墓。よく調べていないため迂闊なコメントはできないが、雰囲気は厳かで嫌な感じはしない。手も合わせたよ、モチロン
ニホンジンの豊かさの象徴として盛り上がれ美作
いや、いいんだけど。偉人・巨人が実際はどこで生まれて死んでいようが。
元来、“青森の戸来”を許容する日本人のマインドに豊かさを感じている人間だし、俺。
「ホントにあった!」
この美作、小賢しい史実と違おうが住民・行政あげてみんなで「ココ!」と信じ切る信念が、いっそ地域全体に別の神性を付帯させてて、なんだかんだつい厳かな気分になって墓に手合わせたりして。
インチキなのに(って言うな)。

武蔵武道館。立派。剣道場6面、バレーコート2面。できればこの地域の子ども達は剣の道に進んでほしい。
厳かついでにこういう物書き由来のウソがホント以上の真実を生む現象を「エルサレム効果・四谷効果」と名付けて特許申請したい(もう誰か名付けてる?)。
この周辺の道も実に爽快で大気のヌケが良く、俺が期待する「ああいう岡山」とはまた全然違っていたけど、まいっか美作。
イッテミマサカ、サワヤカ、ミマサカ。
◉野磁馬



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