今そこにあった危機…
みなさん!クマうろついてますよ!糸魚川。
北海道で凄い事案が相次ぐから、ソッチばっかに気を取られていて完全に抜けてたわ。
現在乗ってる相棒の車種のでせいで、どこの県行ってもすぐに“よくわかんない林道”とか“裏が神域の里山”に迷い込みがちな小生だから、当然気を付けているべきだったんだけど…

○HKニュースより…
俺が訪れた1週間後の記事。改めて心臓キュ〜ンってなるわ
まさにジオパーク、糸魚川
某元漫画家先生による「不可解な要因での日本滅亡説」のおかげで防災意識が(一部で)再び高まった今夏。海はもとより、地面の下も気になって糸魚川に行ってみた。
だって糸魚川といえば全員即答で「フォッサマグナ」でしょ。え?「親不知」?まあ、ソッチでもいいか…ジオっちゃジオだし…
もちろん「工場萌え」界隈にも「翡翠」界隈、または「崖」界隈、なんなら「水上勉」界隈(あんのか)にとっても外せない聖地ではあろうが。
いや日本のジオ最先端、名乗って良いんじゃない?ココまで凄ければ。
さらに言えば自分勝手なランキングで糸魚川を1位にあげたいのが「温泉」。無駄に長生きなので津々浦々、結構なお湯入ってきたつもりだけど、久々って感じ“ズバリお湯がモノホン”の温泉。
これだけでずっと語りそうなのでココは割愛。

ジオすぎる。このアングルを狙って色々してる間に忍び寄っていた影…
高波の池の“ヌシ”より怖いアレ
国道148号線沿い、「フォッサマグナパーク」で見られる『糸魚川-静岡構造線』の剥き出し断層にスッカリ興奮。
ニワカジオファンとしてオレンジの我が友“アドベンちゃん”と周辺から長野まで山中をぐるぐる回って来たんだけど、水上先生もジオもどうでも良くなる体験した。
画像の「明星山」は糸魚川市にある飛騨山脈系の、山体がほぼ石灰で形成されているという変な山。標高1188m。
パンフ拾い読みしたら、その麓にある「高浪の池」が涼しげで神秘スポットっぽかったので(絶対この季節人居なそうだし)見に行くことに。
パークの国道148号から別れ、県道道483号「山之坊大峰小滝線(ジモティは何て呼んでるんだ)」に入る。それなりに下生えとかが道に迫り出した「田舎県道」をしばらく登る(サイコー)。
一度見落として戻ったのは秘密だが、気分良く走って絶景ビュースポット「高浪の池展望台(台は無い)」に到達。
オートバイを降り、早速良い感じの写真を狙ってウロウロ。

気を取り直して行った神秘スポット「高浪の池」はグー。ヌシの伝説もさもありなん。しばらくヌシ待ちしてたけど、さっきのクマが気になって気もそぞろに
なんかその時から、向かって右奥の藪(林)から聞こえてたんだよね…変な声が。
当然地元訛りの工事のオッサンの誘導かなんかだと思って気にしてなかったんだけど。今思うと…
詳しい方、クマって威嚇やなんかのために鳴いたり吠えたりするもの?
犬猫じゃねえだろ、その筋肉、そのスピード感
さて写真もそれなりに撮り終え(てか、愛車&池越しの明星山って画はなかなか撮りにくいから注意)、メットを被って方向転換…ってアレ何?
5mほど先の藪から出てきた四つ足動物が悠々道渡ってトイメンの藪に消えていったんだけど。
30秒後くらいにジワジワきた。絶対にクマだし。
北海道などのニュースでは割と黒いヤツ比率高いんだけど、新潟のそいつは茶。
一度青梅の山奥で捕獲された子熊を間近でみた事あるけど、歩行の際のあの筋肉の動きネ、もう他の動物と違う。
え、いったいどのくらいの距離まで迫っていたわけ?
「ホントにあった!」
逃げるように(てか逃げた)高浪の池まで一気に降り、人工的な施設で水分補給して一息つき冷静に見回せば、山方面のツーリングは常に「ヤツら」の領域内。
あまり身近なライダー同士でもクマ対策なんか語った事もなかったが、ちょっとこれはマジで「BikeJIN」とかで『公式ひとりツーリング時クマ対策マニュアル』を編んで欲しくなったわ。
たいして購読してないクセに。ツーリング仲間もいないクセに。

山菜採りの気の毒な方が襲われたのは右奥の山あたりと推定。怖かっただろうな…
そして確信へ
帰京して「糸魚川 クマ」でトップヒットした、N○Kニュースの記事から住所を調べてマップに落とし込んでみた。
「ホントにあった!」

×印が山菜摘みの方が襲撃された栗山地区。
左下の三角が俺の目撃地点。どうコレ「同一熊」の可能性高くない?
遭遇から数日後に現実に襲われた人がいたことを知ってちょっと思ったのは、「俺はもしかして即時通報すべきだったのか」ということ。
なんせ今や23区内に住む「都会っ子」だからさ。予備知識として知っておきたいよね。だいぶ地震雷火事親父水害などの災害時のヤツは刷り込まれているし。
ココは熊害に関しても…是非。
人里どころか街中に出てくるのもまもなくって雰囲気だし。クマ。
◉野磁馬



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