アメリカ大統領選はなぜかアイオワ州から始まる
…いわれは聞いた気がするが忘れた。
「アイオワ・コーカス(党員集会)」での予備選挙が全米で最初となるため世界中のメディアが注目するのだが、2016年はより注目度が高かった。だって女性初の大統領誕生か?まさかあの変な髪型が?という歴史的選挙戦だったから。
そんなアイオワ、メディアセンターのある州都デモインから、車で…何時間かかった?体感2時間以上。ウンザリするくらい何もない所を走ってたどり着いたド田舎ジェファーソン。
テレビ取材陣は今や懐かしいテッド・クルーズ(なんとこの時の予備選ではトランプに勝利!)の集会に向かったのだが、絶対薄気味悪い集会に決まっているので少し離れてひとりで街をぶらぶら。
もうメレンキャンプの歌に出てくる典型的なスモール・タウン。
街の中心部(と言っても何もないけど)、イースト・リンカーン・ウェイとサウス・バイン・ストリートのだだっ広い交差点に立つ、アイオワ出身のオリンピアン、1972年ミュンヘン五輪女子アーチェリーの金メダリスト、ドリーン・ウィルバーの銅像。いい体。
「ホントにあった!」
この画像を撮影した日は雪の残る2月の頭。この年の6月に地元の悪ガキが(捕まったという報道はなし)この像の矢筒に入った矢をイタズラで破壊(ひん曲げた)したという。呆れ返った町の人は実際にウィルバー夫妻とも親交のあったグリーン郡立学校元工業技術教師に修復を依頼。
彼氏、バッチリいい仕事をしたようで今はすっかり元通り(に見える)ということだが、修復は修復、この写真が破壊前の最後の勇姿ということになろうか(なるか?)。
アメリカってホント極端な大都市と何もないド田舎を広い道路で繋いだだけで出来てるヘンな国。
◉野磁馬
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