経緯は大体わかっているけど、ロシアでしょ
↑この姿勢すら国際(西側陣営)社会では許されないのも重々承知だが、当ブログでは南樺太などセンシティヴな地域も「ロシア辺境」シリーズでくくっちゃってるしなー…
ウクライナ人の知人などもいる身ですいませんが、セヴァストポリは現状ロシア。
あくまでもロシア人視点では「ここ?当然ロシアよ。他に何が?」って即答なのもまた事実(サハリンでも同様だった)。
現代史が興味深いのはそーゆーとこでもあったりして。
訪れたのはウクライナの「尊厳の革命(キエフ市民大暴れ)」直後。
チョコレート屋さんが大統領になって間もない頃ネ。
ロシア「クリミア併合」の是非を問う市民投票では賛成多数だったとのことで(この辺が怖すぎる)プーチン大統領は堂々併合を宣言(ド迫力の演説)。
ウクライナはもちろん国際社会はこれを認めておらず、議論が宙に浮いたまま戦争に突入。ゼレンスキーは絶対そう言わないと思うが、既成事実的にロシアの領土になりつつある現在(どっかの国の島々と同じ運命)。
今は絶対に行けないし、今後もこの頃のようなフワついた観光地に戻れるとも思えないので、今日の1枚に選定。

まさか「ここはロシアだと周知させるため」ではないだろうが、大挙して撮影に押しかけたロシア美女たち。女衒ぽいオッサンやスタッフらも、我々観光客に「ハイハイ、どんどん写真撮ってね〜」みたいな感じだったけど、やはりアジだったのか…?
「ホントにあった!」
キエフから鉄道でクリミア半島シンフェロポリへ。
この時点で、ウ・ロ両側の兵隊(多分)からタップリチェックされるわけだけど、それだけでひとネタ位の体験だったので割愛。
半島内は非常に静かで、とりわけ港町のセヴァストポリは完全のんびりムード。そんな複雑な事情などどこ吹く風の白人観光客が薄着でウロウロ。
拍子抜けしているところに現れたのが画像のロシアン美女軍団。
女衒みたいなオヤジに引率され、「これぞセヴァストポリ」的なスポットを背景にフォトセッション。
「ハイハイ、皆さんもどんどん写真撮ってくらはいよ!」みたいなムードだったが、何らかの政治的アジテーションだったのか。
「ロシアの観光地だからね!ロシアン・モデルで当然でしょ!」みたいな…?
苦虫を噛み潰したような表情のウクライニアン・コーディネーター(美人)に「アレ、何?」って聞いたら、「知らんがな。あのブサイクさはロシア人でしょ(意訳)」と。
なんか色々ゾクっとしたが、世界の美女界隈ではウクライナ人の方が美しいというのは定説なのね。
俺が言ってるんじゃないよ?
とりあえず戦争をやめろ
戦争でウ軍に撃沈された(ロ側はもちろん“事故”と発表)黒海艦隊のミサイル巡洋艦「モスクワ」ものんびりと観光コースに係留されていたこの時期に行けて幸運。
今こんなことになると分かっていたらまた違う取材になっていただろうけど、歴史の狭間で一瞬立ち寄った辺境の不凍港。
ナチスを追い返したぜ記念みたいなソ連時代の共産主義的モニュメント群は嫌いじゃないし、凄い数のプーチングッズ屋台以外は全然印象悪くなかったんだよな〜。
メシ?何食ったか印象薄いけど、ロシア料理は寒い方が美味かった気がする(旅行ブログ失格)。
◉野磁馬



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