よく考えないと見落とすEUの凄さ
世界には国家間の勇気ある協定をマジで実現してしまう国々があるものだ。主にヨーロッパ。
今日の1枚は、バスク地方における西仏国境を跨ぐ瞬間。ビダソアというおっきい川の中程にそれはあった。見えないボーダー。
素晴らしきかな「シェンゲン協定」
存在は知っていても実感したのはこの時が初。
こんなところに来て働く人生になるとは予想だにしなかったスペイン・バスク地方。
その重い業務の話は別項に譲るが(この仕事自体も稀有)、せっかくヘンな国に来たのだからと、オフにサン・セバスティアンからフランスまで鉄道で行ってみた。
国境をスンナリアクロス
サン・セバスティアンから「TOPO」で1本。思った以上に本当に何もなく超えられるのね、国境って。
EUSKO TRENのアンダイエ駅から歩いて1分、フランスの方のアンダイエ駅を覗いてみて、電光掲示板に「パリ」だの「バイヨンヌ」だの表示されてあった時のなんともいえない感激。
「ホントにあった!」
人生でいえばこの後何度か「シェンゲン協定」のお世話になったものだが、この時ほどの感激はなかったかな。
まあ、とにかくEUの理念と日本の赤いパスポートの凄さを心底実感した初越境。
Vive La シェンゲン協定!
◉野磁馬
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