今更ながら復興祈念
今日の1枚は熱海から。正確には伊豆山地区の土石流災害被災地。
最もメジャーな、後日菅元総理が視察してた屋上からと思しい住民撮影の動画で、「うわ〜っ」つって電柱がバキーンつって電線がバチバチーッつう恐ろしいあの地点からの一枚。
当日ココにいたら死んでたエリア。
「ホントにあった!」

例の「電柱がバキーン倒れて火花バチバチー!」のアソコに立って土石流が襲ってきた方向を見上げる。元々の川幅が狭いのがまた怖い
個人的なことになるが熱海といえば、他の静岡のどこよりも複雑な思いのある地域で(2番は沼津)。
当時の熱海3大メジャー観光ホテル「熱海後楽園ホテル」で高校の3年間アルバイトで過ごした甘くなくて酸っぱいだけの思い出の地である。
そのボンクラ時代の情けない思い出があんまり濃密で恥ずかしすぎるが故に、記憶の大半を無理矢理「DEAD ZONE(By.帝王)」に収納してしまったのだが、この災害(実際は人災)で再び脳裏に浮上。
帰省(富士)の際には新幹線で常に通りながら、知らん顔して車窓から目を逸らし、崎陽軒のシウマイ弁当などつついて誤魔化すのが常態化。
だのに、神奈川中心に回っていたオートバイの慣らしで湯河原まで来た折、迂闊にも吸い寄せられるように再訪してしまった。
ならばこの際仕方ないと、ずっと気になっていた“あの山”に参ってきた。
通常オートバイ乗りは、のべつヘルメットの中で独り言を言ったり歌ったりしているものだが、この晴天の下で、このクッキリとした爪痕を拝んで以降はものすご〜く黙って静かに運転しちゃったよ(首都高の渋滞には罵りまくったけれど)。
R.I.P… 犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。そして1日も早い復旧・復興を祈念します。
※ちなみに大問題の「盛り土跡」までは当然行けず。バリ封鎖と謎の監視員。共同の記者みたいに違法行為をする前に退散。
◉野磁馬
最近のコメント