コミュニティアート（Community Art）って知ってる？

wikiによれば↓

アーティストや市民などの協働により、アートを媒介として、コミュニティの抱える課題の解決やコミュニティの新たな価値の創造をめざす活動である。
これらの活動は、市民がアート活動を通じて楽しむことやアートを手段とした子ども・障害者教育、地域の魅力を発散して経済効果を得ること、地域間の交流などの目的を持っている。

だそうである。
昨今の、あまりに余裕のない世相においては即座に「遊んでんじゃねえよ。助成？他人の金で遊んでんじゃねえよ」といったところか。確かに「地域住民とアート活動」などと聞けば若干“お花畑”的に響くやもしれんが、余裕持とうぜ、若人よ。心くらいは豊かで行こうよ（←どっかのNPOの回し者か）。

こちとら、もう35年以上も美術・アート界隈で細々と糊口を凌いできた筋金入りの「お花畑野郎」でい。
冗談抜きに（小泉政権あたりから顕著になった）「有事の際は真っ先にいらなくなる仕事」だと自覚しながら慎ましく生きているので、目くじら立てずに優しくしてね。全ての美術家・アーティストに。
どうせ我らみんな貧乏なんだし。

今思い返せば…
この小都市どころかマレーシアの事情も何にも知らないグローバルおぼこだったな…

多分欧州発なんだろうけど、いまや本場はグローバル・サウスへ

「ギリ南米、中東・アフリカとはまだちょっと早いかな」と勝手に思っていたが、百合子やJI○Aがエジプトだのアフリカだの言い出しているので、もうフェーズはそっちなのかも。
ことほど左様に世知辛い日本社会では、再び盛り上がることはなさそうな（いや、瀬戸内や新潟では頑張ってる人もいるようだから迂闊な断定はできないが）ガチ目のコミュニティアートに参加した際の昔話を。

舞台は東南アジア（やっぱりww）。

この仕事、なんだかんだでその後の俺の人生を規定してしまった感のあるすごく重要な仕事だったため、どこかにひっそりと残しておこうと思った次第。

最初から始めようか、アヤシい記憶を辿って。長いかもな〜。

マレーシアを代表する華僑系私立大学「新紀元大学学院」本校舎。あんな過酷な業務になるとはつゆ知らず…

人生を変えた仕事とは

舞台はマレーシアの首都クアラルンプール郊外の小都市カジャン市。
華僑系の私立大「新紀元大学学院〜New Era University College〜」の黄教授（当時）らによる企画「Kajang Community Art Carnival〜加影社区艺术嘉年华〜」内における『Revive our cultural Town　〜又见文化城〜」という演目のパレード＆ページェント。
そのワークショップ講師の1人として、日本から現地のガキどもにパレード用のビッグ・パペット作りを指南に行くという、今書いていても目眩のする仕事である。

この時点で「自分の生活に全く関係ないし、アート嫌い」という諸兄には即時退場していただいて結構です。
スイマセン、こういうのもチョコチョコやって行きます。