「I’ve Been to the Mountaintop 」ってどこの山？

“音楽の都”テネシー州メンフィス、金持ちロック・シニア御用達の「ビール・ストリート」にエルビスの像がある。
その先は「おばあちゃんの原宿」状態になっているが、そのネオンの誘惑を断ち切って右折、「サウス・2nd・ストリート」をしばらく南下。

今回の1枚はエルビスじゃない方の“キング”。

「National Civil Rights Museum」ってのがマーティン・ルーサー・キング Jr.牧師暗殺現場「ロレイン・モーテル」。
和訳は「国立公民権運動博物館」。

看板には「 I HAVE A DREAM : MLK 」。

ミシシッピが近く、空が抜けていて教科書ビルにあった異様な圧迫感はない。周辺はネ

モーテル内があの時のまま！

当日MLKの居た部屋だのなんだの見て回ると“あのバルコニー”に辿り着き、アサシンが撃った窓が見えて終点という、嫌がらせのような順路（アサシン側の窓も現存で閲覧可能）。

「ホントにあった！」

JFK同様、動機不明で犯人死亡。当然陰謀論が根強く後世に残るが、こういうサイトは残すよね、アメリカ。日本だと何かを糊塗する意図があるのかサッサと景色変えちゃう印象だけど（近鉄大和西大寺駅北口とか、一瞬で）。
池田屋くらいはちゃんと保存して欲しかったが、木造建築の悲しさか。

2025年は大統領令で、JFKやコレの機密文書が公開。大統領ご自身はレガシーぶっているけど案の定ただの資料集（24万ページって）で素人泣かせ。
C⚫︎AやFedが当時の非道を裁かれるわけでもなし、本当にヤバい国家的（世界的）陰謀なんて最初から文書に残すはずもなく、若干虚し。
昨今は再び暗殺手段に訴える不定の輩が跋扈、より虚し（治療不可）。

アベのみたいに「フィクション」体裁でいいから小説にしてほしい。

結果、1968年という年に想いを馳せるだけ。